【こどもの味覚】

うちの子好き嫌いが多いんです・・・。
甘い物ばかり食べて困っています。
などと相談されたことはありませんか?
味覚には
甘味・うま味・苦味・酸味・塩味
があります。
乳幼児は特に甘味が大好きです。
そして、苦味・酸味を嫌う傾向にあります。
それにはちゃんと理由があったのです。
毒には苦味があり、腐ったものは酸っぱいと人は本能で感じ取ります。
子どもがピーマンが嫌いとか、酸っぱいものが苦手というのはよくあるお話です。
それは、その子がピーマンが嫌い。なのではなくて、本能的に避けようとしているからなのです。
赤ちゃんはお腹の中にいるときからお母さんが食べたものの味を知っています。
なので、妊娠時期からお母さんが野菜や果物をしっかり食べて、バランスのいい食事をしていると、
赤ちゃんの離乳食が始まったときには赤ちゃんが受け入れやすい子になっているかもしれません。
研究によると、離乳食を野菜から始めると、子どもを野菜好きにするのに役立つそうです。
野菜は野菜でも、緑黄色野菜を中心とした色とりどりの野菜を食べるのがおすすめです。
カボチャやにんじんなどは甘味があるのでそういった甘い物よりも、葉物野菜から始めるといいでしょう?
始めからなんでももりもり食べてくれれば楽なのですが、そうもいきません。
赤ちゃんは見たことのない物、食べたことのないものをすんなりとは受け入れてはくれません。
ですが、それを「この子はこれが嫌いなんだ。」と決めつけないでください。
食べなくても、ぽいっとされても、おえっと出しても、あきらめずにまた次にチャレンジしてください。
子どもは食卓に出てこない食材とは出会うことができません。
子どもにいろいろなものを見て、触れて、食べさせる機会を作ってあげられるのはおうちの人だけです。
食べなかったからといってその食材をださなければ、その子はその食材を好きになるチャンスがなくなってしまいます。
いろんなものが食べられる子になるためには、いろんなものを食事に出すことが大切です?