【手づかみ食べの大切さ】

手を動かして食べることは、目と、手と、口を使った高度な動作です。
私たち大人にな当たり前のこの動作、赤ちゃんにとってはすごぉぉぉぉく難しく、成長に欠かせない行動なのです。
食事の時にまずは目の前に出てきた食べ物を見て、色や大きさ、距離を確認します。
これは何なのか・・・。食べ物かのか?おもちゃなのか・・・?
それが何なのかを教えるために、食事であれば家族が目の前で食べてみせます。
おいしーねーと言いながら食べることでそれは食べ物なんだと認識します。
目で見た後に、手で触ります。
熱い・冷たい・固い・柔らかいなどを感じ取ります。
始めはつかむ力加減がわからないので握りつぶしてしまったり、距離感がつかめず、なかなか上手につかめなかったり。
そして口に運ぶのですが、これも初めは上手にできないので、お口にうまく入りません?
そして、一口量がわからないのでたくさん詰め込んでしまったり、すごく少量しか入れられなかったり・・・。
そんなことを繰り返しながら一口分の量を覚え、前歯を使うことを学習し、もぐもぐ噛んで食べることを学んでいきます。
おとなからスプーンで食べさせてもらうと、まだ口の中に残っているのにまた入れられたり、
もっとお口の中には入るのに少ししか入れてもらえなかったり・・・。
ご飯を与えている大人も他人の一口量なんてわからないですよね。その人にとっての適量は、本人にしかわかりません。
それを手づかみ食べを通して子どもは学習していくのです?